手間賃を分離する理由の1つには、工程表を作成するに当たって、現場に乗込む人工数(その工事の全工期に関る人夫数)を把握する必要があるからです。そうすることで、余分に見積もっていた材料数量をカットしたり、不要な人工数をカットする折衝ができます。業者職人は充分に現場を把握せずに、見積りをして余分な数量を含んでいることが多いのです。・手間のみ外注費…支給材方式にすることで工賃だけの発注ということになるのですが、そうすることで材料管理費が不要になります。工事が少なく社員が多い会社にはそれも良いのですが、工事件数の多い会社には、社員を増やすよりも材料管理を手間請け業者に含ませたほうが良いでしょう。工賃だけの発注では「単価×人工数」で出金額が決まります。手間請け業者との発注打合せにおいては、発注金額を決める前にまず最初に「人工数」を決めることです。これは鉄則です。・常用人夫賃…現場における発生残材や梱包残材、それに弁当のごみや空き缶等は発生者の処分が鉄則です。作業現場の清掃も、当然職人の仕事の範囲です。これらの清掃片付けを工事管理担当者がしているのは「業者職人に仕事を頼んでしてもらっている」という担当者の意識がそうさせているのです。
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